涙を抑えて篤姫が戻ってくる。迎える姫野たち。
篤姫「変えられぬのか。100年の逸材だぞ。
姫野「はい。江戸が終わったように。
篤姫「変えられぬの知っていても、見送る女は辛いの。
姫野「お察し申し上げます。それでは、よろしいですね。
介錯のものが刀を振り下ろす刹那、聖人先生がワープ転送を実行する。
明治3年 維新政府のある江戸城。篤姫はスヤスヤと眠っている。
廊下を見つからないように、時折柱に隠れて移動する
姫野「さあ、いよいよ犯人逮捕よ。
聖人「切り替え早いですね~。
姫野「あなたが泣いてどうするの。歴史教科書も読まないのに。
広間に近づくと、会議が紛糾している。ここに偽西郷がいる。襖の隙間から見えるのは、似ても似つかない偽物が葉巻を吸うところだ。
姫野「そうだ。西郷隆盛の本人確認!
本人じゃないー!ぜんっぜん、ちがーう!
聖人「声大きい。静かに。
姫野「見た目西郷に間違いないが・・
聖人「いやいや、西田敏行ですよ。完全に。」
姫野「シンジルーノを使ったか。」
聖人「シンジルーノ スプレーでも使うと一時的催眠状態に。
どうします?タイムストップで止めて逮捕しますか?」
おんな「そなたら。異国帰りか?何を言っておるやら分からぬ。」
聖人「失礼します。記憶消去ビーム キオクニゴザイマセン!」
おんな「あーれー。お菓子の時間。おどき。」
姫野「どうするのよ。銃撃戦になるわ、
聖人「そうですね~~ん。ここは慎重に。て、おい。
江戸城内部を新政府とした大広間では、三条実美、岩倉具視、大久保利通、大隈重信、伊藤博文が驚いた様子で見ている。
大久保「篤姫さま?なぜここに・・」
みな。頭を下げている。偽西郷以外は
姫野「西田敏行のソックリさん。歴史捏造容疑で逮捕します
西田「篤姫?姫なら先ほどおやつに向かわれた。さては、篤姫さまを騙る不届き者だな。
聖人「姫野さーん。慎重な行動をね!」
西田「者共、であえ!であえ!」
聖人「ああ、姫野大好き、リアル暴れん坊将軍ですとも。」
明治維新の立役者 参議たちが見守るなか、大立ち回りが始まる。広間から、庭、西の丸をグルグル回り、お雇い警備隊を翻弄する。
ザコ「西郷参議、皆さんお逃げくだされ。あ、イタ~!
姫野「すまんな、峰打ちじや、全員峰打ちって。すごい疲れたぞー!
西田「知ったことかあ!切れ、切り捨てい!
聖人「ガトツ!
西田「ノア。。。、時空警察おそろし、ガク
聖人先生がキオクニゴザイマセンを使用。
赤い気持ちの良い光線があたりを覆う。
お偉方はもとより、警備隊のお兄さんたちも記憶消去された。犯人確保。空圧手錠をかけ、広間の机にワープ空間シールを貼って入っていく。
姫野「さよなら。明治の夜明け。」
暗転 警視庁 時空警察 部長室 2050年
姫野「やっぱタイムマシーンたら机よね。
市川「姫野、良くやった。と言いたいが、また遊んだろ。篤姫に成り替わるとは!
聖人「誠に申し訳ござませんでした!
姫野「スピード逮捕。記録更新
市川「速さも大事だが、慎重さだ。君に必要なのは。この後の取調と起訴もある。聖人先生にやってもらう。
姫野「彼だけで、視聴者満足しますかねー。
市川「何だと、、もう良い。リチャードの準備を。
秘書「お待ちください。今日の予定は熱海の捜査官では。
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