篤姫「・・・「怪しいものじゃろ。手元の写真とか、それをみせい。
聖人「どうします。どう見てもこれ、入れ替わりのパターンでしょ。渡してはいけま。
はい、どうぞ。堂々としていれば大丈夫。」
篤姫「ぷっ、ははは・これはわらわの影じゃ。
姫野「影?影武者。
篤姫「武者ではないがな。
聖人「そうか。考えても見たら、写真が西洋からもたらされた時代。幕府や、薩長のお偉いさんが自分の手配書を全国ネットするわけない・・・
篤姫「なにやら、ときおり理解できぬがよくわかっておる。小娘、誰かに似ていると言われたことは。
姫野「いま、まさに。あなた様に。」
聖人「・・・・・瓜二つです。。。。。こんな偶然。宮崎あおいが二人・・・」
篤姫「っははは。そうか、この写真にある男のようなわしをみな篤姫だと信じておるか。ふふふ
影武者には、二通りある。身内むけの似ている顔と、外向けの“仮面”の顔。
聖人「宮崎あおいでキャスト正解だなあ。行きましょう。我々には任務が。
姫野「もう遅いし、このまま流れに乗ったほうがいい。
篤姫「そう、もう遅い。家中のものが見てしまった。宮様まで・・・・
聖人「うわ、皇女和宮さんだ。堀北真希だ。
輿に乗って移動する篤姫(姫野)と従者が薩摩藩下屋敷へと入る。(現在の同志社大学今出川キャンパス)
聖人「姫様、大丈夫なんでしょうか。確かに今日、この屋敷で薩長同盟が結ばれます。西郷隆盛も、木戸さんも、坂本龍馬も来るはずです。
姫野「いいじゃない。その場で確かめて、場合によっては逮捕する。
聖人「ただ事じゃないですよ。この兵士の数。
姫野「大丈夫。みな、あなたを見てなぜか拝んでたでしょ。本物の篤姫さんは?
姫野「船で帰るって薩摩へ。
聖人「え?
姫野「しばらく、実家で島津の殿様、久光さんと話があるのよ。
聖人「しばらく、入れ替わるってことじゃないですか。お疲れ様です。南無阿弥陀仏~
一人の武士が屋敷を案内してくれるという。聖人先生を見て、拝んだのち屋敷を奥へと進む。
広間には、木戸さんが待っている。西郷はまだ来ていないらしい。
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