聖人「最近の研究では、弟の西郷従道という可能性も・・・
木戸「繰り返して会見するが、主ら薩摩が積み上げた議論を崩すからだ。
西郷「そいは、誤解でもす。幕府ば、倒して殖産興業せんと、列強の植民地になりもす。
木戸「分かっておるわ。
姫野「せっかく、直接乗り込んだのに・・・・
坂本「そうじゃのう、こういう意地の張り合いでは、まとまるもんもまとまらんぜよ。
聖人「すいません・・・・どなたかが、知らない間に横にいます。
坂本「のぞきが趣味とは・・・姫さまが・・・・
姫野「違う。わらわをだれと心得るか。
さきの将軍、徳川ほにゃほにゃさまの正室 天璋院篤姫さまですぞ。
坂本「ははあ。のぞきながらすることじゃないぜよ。そろそろかの、わしの出番は。
聖人「「坂本龍馬・・・・・照合一致。本物です。
坂本「篤姫さまに知られているとは、わしも光栄ぜよ。
西郷「じゃっどん。それでは、条件が対等でなか。
木戸「ええ加減にせえよ、西郷。二度も幕府の矢面にたった長州にまだ譲歩せい言うか。
西郷「ゃっどん・・・・よか・・・・
木戸「目を開けて寝るな。
西郷「ちょっと、厠へいってきもす。
木戸「目え覚ましてこい。
聖人「姫野、いえ篤姫さま。西郷が厠から帰ってきましたが。。。なんか雰囲気が・・・変わってます。
手配書の写真に似てませんか。
姫野「いつの間に・・・・さっきまで、引きずっていた足。スキップしておる。あ、探偵!ナイトスクープ。じゃなくて、西田敏行。
坂本「篤姫さま、それは拳銃かい?すごいもんをもって
聖人先生がタイプストップ時計を押すと、時間が止まる。制限時間は3分だ。
姫野「見つけたわよ。時空警察の天璋院。。。いや姫野美琴。
聖人「同じく、聖人刑事。
西田「おっと、時空警察かあ。やべえ、逃げるぜ。これでもくらえ。
レーザービームを飛ばして逃げる西田。応戦する時空警察。不思議な感覚におそわれる姫野と聖人。中に浮かんで、ゆらゆらしている。何をしていたのか、そんなこともどうでもよくなる。西田のタイムストップが命中したのだ。
木戸「篤姫さま。篤姫さま。
はたと目を覚ます姫野。西郷、木戸、坂本が心配そうにのぞきこんでいる。
むくりと起き上がり、姫野は会見をまとめにかかる。
姫野「そういうわけで!薩長同盟ここに成立。ともに幕府を倒して鬼畜米英!
木戸「幕府を倒して・・・・
西郷「ははあ。さすがは、篤姫さまでごわす。
姫野「大丈夫?このあとの段取り言っておくね。
木戸「段取り・・・・
姫野「本龍馬さんから最新式の銃を輸入します。
坂本「その予定です。代金はこれくらい。
姫野「その最新鋭の武器でももって、京都を出発、いろいろあるけど江戸の勝海舟と無血開城ね。
西郷「御意にごわす。
姫野「西郷さん、あなた大久保さんと仲良くね。彼、異国かぶれになるけどさ。不平士族の
聖人「篤姫さま、そこまで、そこまで。
姫野「木戸さん。医者の子供なんでしょ。
木戸「いかにも。ですがなにか。
西郷、もうええ加減にせえよ。っていうまえに病気気をつけて・・・
姫野「坂本さんは、とにかく暗殺に気をつけて
聖人「行きますよ。
屋敷を出て、輿に乗って大阪へ向かう途上。
聖人「ちょっと、ほんと。何しているんですか。歴史変えちゃいそうでしたよ。
姫野「薩長同盟は篤姫がまとめました・・・なんて男たちが許すと思う?
号外で、薩長同盟成る。幕府との決戦避けられず。と行き交う京都の人の群れをはて目に見ながら、船で大阪へ。
姫野「本物の篤姫さまに頼まれたのよ。西郷の影武者をしまつしろって。
聖人「てことは、偽物に気がついていた?
姫野「偽物が、どこかで西郷に取って代わる。
聖人「そうですね。歴史捏造ですから。いつ、どこで。タイムトラベルしましょう。本部応答願います。
市川「はい、本部。市川部長ですよ。むすめよ、どうした。
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